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波は来た

汗を飛ばした

太陽に焦がれて

風に戯れて


花火は上がった

手を伸ばした

声に包まれて

砂に触れて


夏さえ動いてゆく

足跡も消された海

まだ一人

眺めているのか
2008.08.26 弱み
待たされるなんて

大嫌い

探しものだって

諦める

雨が落ちれば

沈むだけ

なのに

知らずと 待っていて

恋しくて 探したり

優しさを 雨に見る


ぜんぶ許してしまう

惚れた弱み
2008.08.19 歩み
足元は いつも現実
ひび割れてたり
ぬかるみだったり

ときどき
足を すくわれて

きっと わたし
砂まみれ
泥よごれ

だけど 考えて
上手に渡るより

届かない 空に憧れ
夢を見て歩きたい
2008.08.12 瞳をひらいて
閉じかけた瞼に 力をこめて

諦めない と

瞳をひらく

生きてる限り

何度だって 許される

時の流れを 受け入れながら

時に小さな 抵抗を
2008.08.06 五感
降りる天使に 醒まされて

踊る音符に 連れられて

零れる想いに 潤って

漂うのは 記憶の香り

触れるのは 心の言葉


揺れ続けている

わたしだけの五感

2008.08.02 一秒の笑顔
ずっと
あたり前に 遠かった

同じ時代に 生きている
同じ空を 見上げてる

ずっと
それだけで よかった


いつか
想いを 受け取った

同じ時間に 向かってる
同じ言葉を 抱きしめて

いつか
それで ふつうになった


なにも 変わらない毎日に
あなたの影さえ 探せない

たった 一秒の笑顔が
見たいだけなの
2008.07.26 100%
少し足らない

想う気持ちは

とっくに振り切り

隙間を埋めるには

余るほど

なのに足らない

100%の恋心を

削ってしまう

小さな不安
2008.07.17 愛しいナッツ
爪じゃ割れない 硬い殻

開いた形も 可愛いの

隠し持ってる 緑色

少し歪で 不揃いな

ピスタチオが 好きなのに


薄く張りつく 渋い皮

剥がれかけても 主張する

まあるく見せて 尖る先

凛々しいほどに 崩さない

アーモンドが あなたなの
2008.07.16 助走
ちょっと下がって
助走をつけたら
力いっぱい 踏み込むように

ちょっとなぞって
おさらいしたら
過ぎた時間は 胸で燃やそう

もう始まっている
次のシーンへ
強く 速く
跳んでいきたい
2008.07.14 片思い
追いかけては

掴めやしない と

嘆くばかり

届きそうなら

望んじゃいない と

立ち止まり


その後ろ姿に

振り返る瞬間に

かすかな香りに

縛られていたいだけ
2008.07.06 蜘蛛の糸
いつって わからない

どこって 決まってない

もしもって 考える

たとえって 思いなおす


ガラじゃないけど

このまま 待っていられそう


蜘蛛の糸みたいに

細く 絡まる繋がりだから

引っ張っては 切れちゃうね

できあがるまで

レース模様は楽しみに
2008.07.04 だまし絵
流れる涙に 混ぜた色

100の言葉に 10の嘘

どこを切っても赤い なんて

そうね

あなたに 似合わない

投げ散らかした だまし絵も

そうね

あなたの 欠片なら

惑わされても 夢のうち

2008.07.03 夢に描いて

時間は刻まれ

周りだけが鮮やかに

今も わたしを取り巻いている


数えきれないシーンの中

揺るぎなく 光る笑顔は

胸いっぱいに


あの日を抱き

繋がる明日を

夢に描いて

2008.06.28 雨を見つめて

優しい雫

強い雨

そこにあなたの心があるなら

見つめているよ

翳んでも

聴いているから

言葉よりも

信じていたい

2008.06.25 ひとつ
同じじゃないの
ひとつの空も
仰ぐ場所が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの言葉も
話す声が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの今日も
心の色が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの音も
躍る指が 違ったら


あなたじゃないと
だめなんだ