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2006.12.30
あなたとわたしの味
追いつけない
追い越せない
わたしの味は
あなたを通して 作られた
こんな感じ
あんな風
好きだった味だけが
わたしを通して 作られる
それぞれの時を経て
きっと今は 別の味
簡単に流されて
きっとこれは もどきの味
だから 笑ってちょうだいな
ありきたりの 筑前煮
不似合いな エビフライ
可愛い色の 蒲鉾やハム
だから 笑って過ごしましょう
形だけの黒いお重に
向かい合って 初春を
追い越せない
わたしの味は
あなたを通して 作られた
こんな感じ
あんな風
好きだった味だけが
わたしを通して 作られる
それぞれの時を経て
きっと今は 別の味
簡単に流されて
きっとこれは もどきの味
だから 笑ってちょうだいな
ありきたりの 筑前煮
不似合いな エビフライ
可愛い色の 蒲鉾やハム
だから 笑って過ごしましょう
形だけの黒いお重に
向かい合って 初春を
2006.12.28
風に背を
破り捨てた 黒いメモ
延ばしたままの 大事な約束
熱い陽射しに 灼けた肌
しまいこんだ 紅い涙
言いっぱなしの 些細な言葉
懐かしい再会に 笑った夜
刻んだはずが 見えない足跡
零れたはずが 消えない想い
グラデーションの心だけ
抱えては 立ち止まる
それでも 強く冷たい風が
新しい年へ わたしの背を押す
延ばしたままの 大事な約束
熱い陽射しに 灼けた肌
しまいこんだ 紅い涙
言いっぱなしの 些細な言葉
懐かしい再会に 笑った夜
刻んだはずが 見えない足跡
零れたはずが 消えない想い
グラデーションの心だけ
抱えては 立ち止まる
それでも 強く冷たい風が
新しい年へ わたしの背を押す
2006.12.28
閉じて開いて
ドアを閉じれば 静かな時間
瞳を落とせば 夢見た季節
耳を塞げば わたしの音
手をにぎらなきゃ
逃げてゆく
窓を開いて おいしい匂い
空を見上げて 今日の雲
心を鳴らす 君の声
指を触れなきゃ
掴めない
閉じて 開いて
開いて 閉じて
自分だけでも
誰かだけでも
ダメだから
瞳を落とせば 夢見た季節
耳を塞げば わたしの音
手をにぎらなきゃ
逃げてゆく
窓を開いて おいしい匂い
空を見上げて 今日の雲
心を鳴らす 君の声
指を触れなきゃ
掴めない
閉じて 開いて
開いて 閉じて
自分だけでも
誰かだけでも
ダメだから
2006.12.26
年の瀬へ
煌びやかな夜を越え
加速する カレンダー
取り戻すように
人は 一年を振り返る
狂った時計を止め
減速する 足並み
ホッとしたように
空が 町を洗ってゆく
雨が似合う 静かな日
今日は 濡れて帰っても
また来年と 交わす明日
星の下を 帰りたい
加速する カレンダー
取り戻すように
人は 一年を振り返る
狂った時計を止め
減速する 足並み
ホッとしたように
空が 町を洗ってゆく
雨が似合う 静かな日
今日は 濡れて帰っても
また来年と 交わす明日
星の下を 帰りたい
2006.12.24
プレゼント
祈っていたか
願っていたか
幼い冬のクリスマス
記憶の海に 融けている
夢もやがては 祭りごと
どうしてなのか ご馳走と
切り株ケーキに プレゼント
それすら乗れなく 照れ笑い
浮かれる街も 遠のいた
だけど 夢物語の続きには
大人になって嬉しいわたし
緑のブーツを 見つめてる
君のサンタに なれたから
願っていたか
幼い冬のクリスマス
記憶の海に 融けている
夢もやがては 祭りごと
どうしてなのか ご馳走と
切り株ケーキに プレゼント
それすら乗れなく 照れ笑い
浮かれる街も 遠のいた
だけど 夢物語の続きには
大人になって嬉しいわたし
緑のブーツを 見つめてる
君のサンタに なれたから
2006.12.22
虚勢
なにを求める
選ぶよう 不敵な微笑み
ちぐはぐ やたらフリルのドレス
不変色 造花だけの庭
偽物なんて
広げ方で 変わるものを
なにに尖って あなたは飾る
増やすほど
誰も 遠目に過ぎるばかり
思うほど
誰も 心に響かない
淡色 こぼれる笑顔
ありきたり シンプルなセーター
うつろう あなたが育てた花
そこに止まる足なんて
ないようで あるものを
選ぶよう 不敵な微笑み
ちぐはぐ やたらフリルのドレス
不変色 造花だけの庭
偽物なんて
広げ方で 変わるものを
なにに尖って あなたは飾る
増やすほど
誰も 遠目に過ぎるばかり
思うほど
誰も 心に響かない
淡色 こぼれる笑顔
ありきたり シンプルなセーター
うつろう あなたが育てた花
そこに止まる足なんて
ないようで あるものを
2006.12.20
変わらずそこに
あの雲が
変わらず高く ゆくように
自由なんて 掴めやしない
あの空が
変わらず青く あるように
幸せだって 逃げたりしない
ただ
翳す手を 伸ばすなら
ただ
仰ぐ目に 映るなら
動けなくても この場所で
情けなくても この空を
変わらず高く ゆくように
自由なんて 掴めやしない
あの空が
変わらず青く あるように
幸せだって 逃げたりしない
ただ
翳す手を 伸ばすなら
ただ
仰ぐ目に 映るなら
動けなくても この場所で
情けなくても この空を
2006.12.20
花瓶に咲く
寒いくらいの この部屋で
静かに生きる 花瓶の世界
赤に白を混ぜ
青を足した 強い薔薇
その色を 喩えられるほど
あなたを想う マゼンタの蕾
白に黄を混ぜ
トーンを上げた 優しいガーベラ
その色は ブーケのように
君を想う 未来の花びら
わたしを包む この部屋は
あなた達には 温すぎる
水をかえ 空気をかえても
息苦しい
ごめんね だけどもう少し
褪せない姿を
見せていて
静かに生きる 花瓶の世界
赤に白を混ぜ
青を足した 強い薔薇
その色を 喩えられるほど
あなたを想う マゼンタの蕾
白に黄を混ぜ
トーンを上げた 優しいガーベラ
その色は ブーケのように
君を想う 未来の花びら
わたしを包む この部屋は
あなた達には 温すぎる
水をかえ 空気をかえても
息苦しい
ごめんね だけどもう少し
褪せない姿を
見せていて
2006.12.18
クリスマスツリーに
いつからか
薄れてしまった あの日の顔
繰り返す時の砂に
覆われ 砕けたんだろう
ささやかな クリスマスツリー
この 大きな星のように
ひとつだけ
目指す光は 同じだったのに
ほどかれた手
今も誰かに 温かく
すれ違った瞳
今もどこかで 優しく
思い出すのは それだけでいい
ささやかな クリスマスツリー
その 小さな灯りのように
瞬きしながら
重ねた時間が 色づいている
薄れてしまった あの日の顔
繰り返す時の砂に
覆われ 砕けたんだろう
ささやかな クリスマスツリー
この 大きな星のように
ひとつだけ
目指す光は 同じだったのに
ほどかれた手
今も誰かに 温かく
すれ違った瞳
今もどこかで 優しく
思い出すのは それだけでいい
ささやかな クリスマスツリー
その 小さな灯りのように
瞬きしながら
重ねた時間が 色づいている
2006.12.16
忘年会
いっぱい喋った
たくさん笑った
種は尽きず 咲くばかり
どんどん食べた
すいすい呑んだ
勢いのまま 明るくなるばかり
飛び交う会話も
おいしい時間も
この一年が あったから
流した愚痴も
大騒ぎの日も
みんなと 一緒だったから
全部忘れちゃ つまらない
赤いカシス
金色の泡
透明ソーダ
それぞれを手に
染まる心で 飲み干そう
たくさん笑った
種は尽きず 咲くばかり
どんどん食べた
すいすい呑んだ
勢いのまま 明るくなるばかり
飛び交う会話も
おいしい時間も
この一年が あったから
流した愚痴も
大騒ぎの日も
みんなと 一緒だったから
全部忘れちゃ つまらない
赤いカシス
金色の泡
透明ソーダ
それぞれを手に
染まる心で 飲み干そう
2006.12.15
淡い欠片
落としても 零しても
枯れない涙のような雨
もっと続けば
乾いた青を 忘れるだろうか
もっと冷たければ
白い雪に はじゃぐだろうか
願っても 祈っても
届かない想いのような空
青く輝けば
もっとあなたを 想うだろうか
白く輝けば
もっと心は 温かだろうか
雨のせいじゃない
空のせいじゃない
淡くなっていく 光の欠片
探すには
わたしの瞳が 翳みすぎて
枯れない涙のような雨
もっと続けば
乾いた青を 忘れるだろうか
もっと冷たければ
白い雪に はじゃぐだろうか
願っても 祈っても
届かない想いのような空
青く輝けば
もっとあなたを 想うだろうか
白く輝けば
もっと心は 温かだろうか
雨のせいじゃない
空のせいじゃない
淡くなっていく 光の欠片
探すには
わたしの瞳が 翳みすぎて
2006.12.13
灰色数珠繋ぎ
追ってくる時計が生む
些細な苛立ち
苛立ちは 怒りを
怒りは 雨雲のような心を
生んでゆく
出てくる言葉は
聞かされただけの 誰かにも
影を落とし
ちょっとだけ 薄まって
また 灰色の言葉が
数珠繋ぎ
ここで 終わりにしなきゃ
思うのに わたしも珠のひとつ
もっと広く 強くなりたい
灰色が混ざっても
深く輝ける 強い色に
些細な苛立ち
苛立ちは 怒りを
怒りは 雨雲のような心を
生んでゆく
出てくる言葉は
聞かされただけの 誰かにも
影を落とし
ちょっとだけ 薄まって
また 灰色の言葉が
数珠繋ぎ
ここで 終わりにしなきゃ
思うのに わたしも珠のひとつ
もっと広く 強くなりたい
灰色が混ざっても
深く輝ける 強い色に
2006.12.10
隙間
わたしはいつも 詰めすぎる
完璧な旅行鞄じゃ
お土産だって 入らない
わたしはいつも 入れすぎる
後回しと溜め込んじゃ
洗濯機だって 回らない
わたしはいつも 置きすぎる
読み終えた本だけじゃ
扉だって 開けない
わたしはいつも 多すぎる
余るくらい散りばめちゃ
言葉だって 伝わらない
だから
わたしはいつも 気づかない
大事な時を削るんじゃ
心だって 変わってく
完璧な旅行鞄じゃ
お土産だって 入らない
わたしはいつも 入れすぎる
後回しと溜め込んじゃ
洗濯機だって 回らない
わたしはいつも 置きすぎる
読み終えた本だけじゃ
扉だって 開けない
わたしはいつも 多すぎる
余るくらい散りばめちゃ
言葉だって 伝わらない
だから
わたしはいつも 気づかない
大事な時を削るんじゃ
心だって 変わってく
2006.12.09
帰ろうよ
誰かの庭で 瞬く飾り
時計の上を走った足が
緩まって
窓に 木に
待つ季節を楽しみながら
色とりどりの光は 囁くように
ちらちら ちらちら
早く 早く
見とれてないで お帰り
華やかじゃなくても 暖かい
あなたを迎える 灯りの中へ
わたしを迎える
大好きな笑顔の下へ
時計の上を走った足が
緩まって
窓に 木に
待つ季節を楽しみながら
色とりどりの光は 囁くように
ちらちら ちらちら
早く 早く
見とれてないで お帰り
華やかじゃなくても 暖かい
あなたを迎える 灯りの中へ
わたしを迎える
大好きな笑顔の下へ
2006.12.07
12月
21世紀が まだ遠い
そのうちに世の中は
宇宙すら拓けると
飛ばした夢が 果てしなく
あなたは そんな
12月生まれ
21世紀が ほど近い
相変わらずの世の中で
世界すら拓けずに
忘れた夢も 計り知れず
君は そんな
12月生まれ
今日もがんばる 遠い友も
もう伝えられない あの人も
12の月と 365の日
重なりは
偶然という星の下
繋がる想い 12月
クリスマスより特別で
わたしの大切な 12月
そのうちに世の中は
宇宙すら拓けると
飛ばした夢が 果てしなく
あなたは そんな
12月生まれ
21世紀が ほど近い
相変わらずの世の中で
世界すら拓けずに
忘れた夢も 計り知れず
君は そんな
12月生まれ
今日もがんばる 遠い友も
もう伝えられない あの人も
12の月と 365の日
重なりは
偶然という星の下
繋がる想い 12月
クリスマスより特別で
わたしの大切な 12月
2006.12.04
千羽鶴
濁りない 一枚のいろ紙
記憶の中の 幼い君を
思い浮かべる
半分三角 また半分
微妙なカーブに 気をつけて
きっちり尖るよう
ゆっくりと
心だけ 優しく
生みだす 一羽の折鶴
千を集めて願うこと
いつ 知ったのか
細く三角 また裏側
無心でいるより 笑顔を添えて
重過ぎないよう
淡々と
祈りだけ 強く
思いを 伝えるためじゃない
君の力の欠片になれば
とりどりの千羽鶴
この手から
軽やかに 飛んでゆけ
記憶の中の 幼い君を
思い浮かべる
半分三角 また半分
微妙なカーブに 気をつけて
きっちり尖るよう
ゆっくりと
心だけ 優しく
生みだす 一羽の折鶴
千を集めて願うこと
いつ 知ったのか
細く三角 また裏側
無心でいるより 笑顔を添えて
重過ぎないよう
淡々と
祈りだけ 強く
思いを 伝えるためじゃない
君の力の欠片になれば
とりどりの千羽鶴
この手から
軽やかに 飛んでゆけ
どこにでもある 景色
誰にでもある 想い
使い古された言葉が
組み立てられるだけ
パズルの答えは 一つじゃない
今日の絵を仕上げるために
欠片を探し 色を乗せてゆく
これからも
欠片と色を 言葉にかえて
誰にでもある 想い
使い古された言葉が
組み立てられるだけ
パズルの答えは 一つじゃない
今日の絵を仕上げるために
欠片を探し 色を乗せてゆく
これからも
欠片と色を 言葉にかえて
2006.12.03
翳る心
気を使うこと
気遣うこと
無邪気でごまかす 人だから
目で笑うこと
口で笑うこと
いっしょくたの 人だから
そのひと言に 反応して
翳ってしまう
振り払うほど 力を与えて
濃くしてしまう
もったいない
どんな色で 過ごしても
心は自由
時間は同じ
もったいない
灰色の雲で 覆われる
わたしの心
くだらない時間
気遣うこと
無邪気でごまかす 人だから
目で笑うこと
口で笑うこと
いっしょくたの 人だから
そのひと言に 反応して
翳ってしまう
振り払うほど 力を与えて
濃くしてしまう
もったいない
どんな色で 過ごしても
心は自由
時間は同じ
もったいない
灰色の雲で 覆われる
わたしの心
くだらない時間
2006.12.01
わたしの側で
最初のカレは すらりと細く
見れば見るほど 好きだった
出会いは ふつうの日曜日
転がってきた こんにちわ
とても不器用だったから
控え目にしか 触れぬまま
うってかわって 2番目は
いつも指を 絡ませて
ケンカばかりの 3番目
やっぱりすぐに 別れたり
頭がきれる 4番目
お洒落な服も 似合ってた
そして隣りに 5番目のカレ
せっかく好きになったから
どうか仲良く 困らせないで
側で一緒に眠ったら
どうか優しく 起こしてね
見れば見るほど 好きだった
出会いは ふつうの日曜日
転がってきた こんにちわ
とても不器用だったから
控え目にしか 触れぬまま
うってかわって 2番目は
いつも指を 絡ませて
ケンカばかりの 3番目
やっぱりすぐに 別れたり
頭がきれる 4番目
お洒落な服も 似合ってた
そして隣りに 5番目のカレ
せっかく好きになったから
どうか仲良く 困らせないで
側で一緒に眠ったら
どうか優しく 起こしてね
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