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2007.02.27
迷宮
どこへ向かおうか
迷いようのない道で
なにを願おうか
探しようのないままで
風に委ねても
いつか強い向かい風
空に尋ねても
あいにく灰色の曇り空
階段は続くけど
同じ景色を繰り返すだけ
出口は変わるけど
この足で歩いていくだけ
2007.02.26
白銀のように
見つけたのは かなり前
その長さまで
気づかなかった不思議
探さないよ
抜かないわ
知らぬ間に 後ろへも
その多さすら
積み重ねた愛しい時間
儚げな白じゃない
鈍いけれど 光に翳せば
しっかり輝く白銀の髪
これもまた
何度目かの 生まれ変わり
その長さまで
気づかなかった不思議
探さないよ
抜かないわ
知らぬ間に 後ろへも
その多さすら
積み重ねた愛しい時間
儚げな白じゃない
鈍いけれど 光に翳せば
しっかり輝く白銀の髪
これもまた
何度目かの 生まれ変わり
2007.02.24
ガンバレ
舞い戻った風
醒ますような冷たさで
わたしの頬を叩く
そうだった
急いでも
春はまだ来ない
願うなら
迷いは捨てて
思うより
心からのまなざし
口先じゃ
言葉も色を失う
吹き荒れた風
まばたきのような素早さで
焦りを運び去り
そっと
背中を押していった
醒ますような冷たさで
わたしの頬を叩く
そうだった
急いでも
春はまだ来ない
願うなら
迷いは捨てて
思うより
心からのまなざし
口先じゃ
言葉も色を失う
吹き荒れた風
まばたきのような素早さで
焦りを運び去り
そっと
背中を押していった
2007.02.23
ひとりごと
逃げたいんじゃない
わかってるの
認めているけど
強いたいんじゃない
わかってるの
止めないけど
苛立ちに火がついて
余計な言葉
煙たさに目がしみて
隠す言葉
知らん顔でいい
わかってるでしょ
今は飲みこんだだけ
灰となって飛ばされず
積もるすくぶりに
早く気がついて
わかってるの
認めているけど
強いたいんじゃない
わかってるの
止めないけど
苛立ちに火がついて
余計な言葉
煙たさに目がしみて
隠す言葉
知らん顔でいい
わかってるでしょ
今は飲みこんだだけ
灰となって飛ばされず
積もるすくぶりに
早く気がついて
2007.02.22
時代
わたしもきっと
泳いできたんだろう
新しい風
心地よい波
同じ時を生きる世代しか
感じ得ない心で
馬鹿馬鹿しいと
まだ早いと
言い聞かせる古い世代に
どこか優越感を持って
終わりなどなく
流れた時代
いつの間にか
違う時代
ブレーキみたいに
遠い日をちらつかせ
片隅でゆっくり
今に触れていたい
君もきっと
泳いでいく時代に
泳いできたんだろう
新しい風
心地よい波
同じ時を生きる世代しか
感じ得ない心で
馬鹿馬鹿しいと
まだ早いと
言い聞かせる古い世代に
どこか優越感を持って
終わりなどなく
流れた時代
いつの間にか
違う時代
ブレーキみたいに
遠い日をちらつかせ
片隅でゆっくり
今に触れていたい
君もきっと
泳いでいく時代に
2007.02.21
ある朝の風景
控えめな朝焼けは
甘い色のジュース
氷が溶けだすように
淡く紅く広がる
闇に冴え 眠れない夜
夢に呼ばれ 彷徨った夜
抗おうと 流されようと
空は優しく明けて
おはようの挨拶
静かになった部屋
カーテンを開くように
青さが今日もまた
甘い色のジュース
氷が溶けだすように
淡く紅く広がる
闇に冴え 眠れない夜
夢に呼ばれ 彷徨った夜
抗おうと 流されようと
空は優しく明けて
おはようの挨拶
静かになった部屋
カーテンを開くように
青さが今日もまた
2007.02.19
深呼吸
こんなに暖かい日だもの
長いコートを脱ぎ
窓を開けて
桃の花を飾ったら
いつもより長く
風にあたって 深呼吸
こんなに暖かい日だもの
ため息を飲みこみ
顔を緩めて
少しうたた寝したら
いつもより大きく
空に伸びて 深呼吸
長いコートを脱ぎ
窓を開けて
桃の花を飾ったら
いつもより長く
風にあたって 深呼吸
こんなに暖かい日だもの
ため息を飲みこみ
顔を緩めて
少しうたた寝したら
いつもより大きく
空に伸びて 深呼吸
2007.02.17
試練
サクラは蕾を固く
また少し遠ざかり
薄紅の花びらじゃなく
今日の君に涙雨
誰にでもある試練の時
みんな違う試練の形
わたしは
傘にすらなれないけど
同じ冷たさを感じて
背中は押せないけど
見守っているから
もう一度 力を出そうよ
また少し遠ざかり
薄紅の花びらじゃなく
今日の君に涙雨
誰にでもある試練の時
みんな違う試練の形
わたしは
傘にすらなれないけど
同じ冷たさを感じて
背中は押せないけど
見守っているから
もう一度 力を出そうよ
2007.02.15
そのくらいの幸せ
雨雲を飛ばして
強い風
落ち葉を舞わせて
乾いた風
昨日は気紛れと
冷たい風
春色はまだだと
笑った風
それでも
陽だまりへ伸ばした手
ほんのり残る温かさ
そのくらいの幸せで
今日もわたしは 生きている
強い風
落ち葉を舞わせて
乾いた風
昨日は気紛れと
冷たい風
春色はまだだと
笑った風
それでも
陽だまりへ伸ばした手
ほんのり残る温かさ
そのくらいの幸せで
今日もわたしは 生きている
2007.02.13
ダンジョン
もし 地図を持っていても
行き着けるとは限らない
もし アイテムが充分でも
勝てるとは限らない
次へ進むための ダンジョン
必要なのは 攻め方
或いは ひたすら蓄えた
最高のチカラ
攻め方には 柔軟な頭が
チカラには 地道な戦いが
柔軟な頭には いろんな経験が
地道な戦いには 多くの時間が
どちらもなしに 越えられるほど
たとえゲームでも 甘くない
人生なら なおのこと
2007.02.09
足跡
あなたのいない海
静かなだけ
眺めたり 泳いだり
人に溢れても
波は空まかせ
打ち上げられた砂浜
貝殻も拾い尽くされ
蒼く光る水面
残像も今は
そっと見てるから
ずっと覚えてるから
わたしの足跡を
消さないで
静かなだけ
眺めたり 泳いだり
人に溢れても
波は空まかせ
打ち上げられた砂浜
貝殻も拾い尽くされ
蒼く光る水面
残像も今は
そっと見てるから
ずっと覚えてるから
わたしの足跡を
消さないで
2007.02.08
シナリオ
昨日は昨日
何度見ても
シナリオどおりに
わたしが演じる映画
強がった笑顔ひとつ
涙に変えられない
明日は明日
何度描いても
シナリオは曖昧な
わたしが創るゲーム
咲く花の色ひとつ
約束されてない
今日は今日
繰り返しでも
シナリオなどなく
わたしが出すアドリブ
思うままに心ひとつ
動かせる
何度見ても
シナリオどおりに
わたしが演じる映画
強がった笑顔ひとつ
涙に変えられない
明日は明日
何度描いても
シナリオは曖昧な
わたしが創るゲーム
咲く花の色ひとつ
約束されてない
今日は今日
繰り返しでも
シナリオなどなく
わたしが出すアドリブ
思うままに心ひとつ
動かせる
2007.02.06
自由なパズル
ありふれた言葉で
自由なパズルを
答えはないけど
すべてが答え
終わりはないけど
いつもが始まり
手にとっては並べ替え
時には空想のピースで
曖昧な心へと繋ぐ
たとえば音を愛する人が
奏でることを楽しむように
ありふれた言葉で
わたしだけのパズルを
自由なパズルを
答えはないけど
すべてが答え
終わりはないけど
いつもが始まり
手にとっては並べ替え
時には空想のピースで
曖昧な心へと繋ぐ
たとえば音を愛する人が
奏でることを楽しむように
ありふれた言葉で
わたしだけのパズルを
2007.02.05
バレンタイン
手のひらくらい
ありふれたハート型
恥ずかしいくらい
真っ赤な包装紙
友達と選んだ
おそろいのチョコレート
少しオトナ気分は
どこか秘密めいて
引き出しでこっそり
待ちきれないように
漂う甘さ
結局眠らせたまま
気紛れな夢となって
蘇る香り
苦味も知らない
バレンタインの1ページ
ありふれたハート型
恥ずかしいくらい
真っ赤な包装紙
友達と選んだ
おそろいのチョコレート
少しオトナ気分は
どこか秘密めいて
引き出しでこっそり
待ちきれないように
漂う甘さ
結局眠らせたまま
気紛れな夢となって
蘇る香り
苦味も知らない
バレンタインの1ページ
2007.02.02
試験管の雪
天気予報は雪だるま
柔らかな薄日の空に
のっぺりと白く
雲が後から後から
それでも足らない
凍える空気
冷たい綿は期待外れ
だから試験管に
白い粒子と熱い水を
君の瞳の中
きらきらと結晶が舞う
小さな小さな冬の世界
細いガラスの
短い雪景色
2007.02.01
過ち
わたしの指が
零していった
わたしの足で
踏んでしまった
いけないものを
差し出して
いらないものを
抱え込み
後には引けず
手を引くばかり
寄せては返す
波に任せて
いっそ誰かに
奪われたなら
取り戻そうと
立ち上がるのに
零していった
わたしの足で
踏んでしまった
いけないものを
差し出して
いらないものを
抱え込み
後には引けず
手を引くばかり
寄せては返す
波に任せて
いっそ誰かに
奪われたなら
取り戻そうと
立ち上がるのに
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