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2007.04.30
見えないチカラ
いつだって
感じることを信じたい
掴もうと広げても
風は手をすり抜けて
確かめようと握っても
心は手に映せない
ただ感じるだけ
頬をなでる強さ
君のぬくもり
残っては消えるけど
いつだって
見えないチカラは新しく
2007.04.27
たんぽぽ
道端のたんぽぽ
揺れもせず
摘まれもせず
咲いている
遠い記憶のたんぽぽ
柔らかな手ざわり
懐かしい匂い
戻ってくる
わたしはわたし
もう一度
あの日から始めても
同じ花を選ぶだろう
同じ扉へ向かうだろう
揺れもせず
摘まれもせず
咲いている
遠い記憶のたんぽぽ
柔らかな手ざわり
懐かしい匂い
戻ってくる
わたしはわたし
もう一度
あの日から始めても
同じ花を選ぶだろう
同じ扉へ向かうだろう
2007.04.26
家事
なんとなく としか言えない
どれをとっても
好きからは遠い家事
それでも たとえば
空が透けるくらい磨いた窓
太陽にさらしてゆく洗濯物
おいしくできた煮豆
そんな時 明るい心
これこそ なんて言わない
ただきっと
わたしから一番近い幸せ
どれをとっても
好きからは遠い家事
それでも たとえば
空が透けるくらい磨いた窓
太陽にさらしてゆく洗濯物
おいしくできた煮豆
そんな時 明るい心
これこそ なんて言わない
ただきっと
わたしから一番近い幸せ
2007.04.25
ひと雨
一雨がきて 空を仰ぐ
厚い雲の向こう側
青さを知ってるけれど
一雨がきて 桜は散った
新しい春の花たち
次に待っているから
一雨がきて 傘と歩く
優しい緑の並木道
またあなたに出会うまで
厚い雲の向こう側
青さを知ってるけれど
一雨がきて 桜は散った
新しい春の花たち
次に待っているから
一雨がきて 傘と歩く
優しい緑の並木道
またあなたに出会うまで
2007.04.24
エール
無限大ではないけれど
迷える道があることも
きっと少しは恵まれている
いつも感謝の言葉など
いつも広い心など
持ち合わせたりしなくていい
やがて離れてしまっても
思い出してくれたなら
先が見えない時にこそ
気づける人になったなら
そんな種を蒔いている
ずっとうるさい応援団
野次を飛ばせば涙して
迷える道があることも
きっと少しは恵まれている
いつも感謝の言葉など
いつも広い心など
持ち合わせたりしなくていい
やがて離れてしまっても
思い出してくれたなら
先が見えない時にこそ
気づける人になったなら
そんな種を蒔いている
ずっとうるさい応援団
野次を飛ばせば涙して
2007.04.22
水面
月が漂う 静かな水面
風はなでるし
どこからか花びらも
新緑を映した
空色に輝いた
紅く染まった
深みを増した
明るくなって
ざわめいて
どこかへ流れてゆけそうな
気がしてたんだ
四季が巡っただけ
届かないものばかり
それでも穏やかに
小さな波紋を いだいている
風はなでるし
どこからか花びらも
新緑を映した
空色に輝いた
紅く染まった
深みを増した
明るくなって
ざわめいて
どこかへ流れてゆけそうな
気がしてたんだ
四季が巡っただけ
届かないものばかり
それでも穏やかに
小さな波紋を いだいている
2007.04.19
迷いなき空
嬉しい出来事
ありがとうの気持ち
誰かに早く伝えたい時
哀しい出来事
言葉に代わって涙
誰からも隠れたい時
迷いの消えた心
ただ一直線に広がる色
たとえひと時でも
雲の欠片も見えない
きっと今日の空のようだろう
2007.04.16
新しい記憶
いつもの場所が 開かれた
新しい時間が 始まった
雨は上がって すずめの声
雲に隠れた 飛行機の音
動きながらも
変わらないわたしの流れ
漂うだけでも
しっかり目をあけていよう
同じ景色は 二度とないから
いつもの顔が 待っている
新しい記憶が 積もってゆく
新しい時間が 始まった
雨は上がって すずめの声
雲に隠れた 飛行機の音
動きながらも
変わらないわたしの流れ
漂うだけでも
しっかり目をあけていよう
同じ景色は 二度とないから
いつもの顔が 待っている
新しい記憶が 積もってゆく
2007.04.16
空よ
空よ
暖かい春の空
散った桜を集めて
花吹雪にはじゃいだ日
たんぽぽの茎を細く
水にさらして喜んだ日
あの頃もこんな風に
広く穏やかだったろう
空よ
暖かい春の空
青くてあたり前だった
届かない手を見下ろして
別れの余韻
出会いの予感
ただ見守っている
暖かい春の空
散った桜を集めて
花吹雪にはじゃいだ日
たんぽぽの茎を細く
水にさらして喜んだ日
あの頃もこんな風に
広く穏やかだったろう
空よ
暖かい春の空
青くてあたり前だった
届かない手を見下ろして
別れの余韻
出会いの予感
ただ見守っている
2007.04.15
やけど
腫れてつぶれて 乾こうとする
ふと指輪が触れた時 痛むだけ
不注意で 中指にやけど
ひと言で 心にやけど
きっとわたしが感じるより
傷は悲鳴をあげていて
きっとあなたが思うより
熱さを隠しているんだよ
昨日より今日 小さく薄くなっても
ずっと残るその跡に
同じ花は咲かない
2007.04.14
夢列車
窓のない列車
一人乗り 二人乗り
あてはなく
信じてどこまでも
走り続ける
窓ができた列車
一つ開き 二つ開き
空色の風が吹く
みんな降りても
走り続ける
いつか降りたわたしが
見送るホーム
振る手も小さくなって
もう この線路を通らない
今はただ
あなたの庭で
わたしの心で
一人乗り 二人乗り
あてはなく
信じてどこまでも
走り続ける
窓ができた列車
一つ開き 二つ開き
空色の風が吹く
みんな降りても
走り続ける
いつか降りたわたしが
見送るホーム
振る手も小さくなって
もう この線路を通らない
今はただ
あなたの庭で
わたしの心で
2007.04.12
女友達
いつも 久しぶり
笑顔で会って 本音の話
だけどたまに あんな言い方
あなたを充分 認めているよ
だからたまに 疲れちゃう
わたしのため息 聞こえてるでしょ
別々の時計を 持っていても
また同じ頃に 鳴る目覚まし
どうせ今日も なんて思っても
楽しみな自分が 可笑しくて
なんとなく くされ縁
やっぱり大事な 女友達
笑顔で会って 本音の話
だけどたまに あんな言い方
あなたを充分 認めているよ
だからたまに 疲れちゃう
わたしのため息 聞こえてるでしょ
別々の時計を 持っていても
また同じ頃に 鳴る目覚まし
どうせ今日も なんて思っても
楽しみな自分が 可笑しくて
なんとなく くされ縁
やっぱり大事な 女友達
2007.04.10
篩(ふるい)
心のふるいは
細かくなったり 粗くなったり
うつむく時は
小さなことも 逃したくない
あなたの手紙 ゆっくりと
ふるわれて
宝石のように 光らないけど
残ってゆく
苦しいくらい 密な網目に
集まった言葉
今はにぎりしめて
2007.04.09
桜一色
赤いアスファルトの上は
この時ばかり
桜のじゅうたん
雪のように 溶けない
雨のように 流れない
走り抜ける頭の上は
まだもう少し
桜のトンネル
空のように 遠くない
虹のように 儚くない
蕾から 散りゆくまで
短いけれど
人も町も
いつかをなぞり
なにかを描き
だれかを想い
桜一色
2007.04.06
蝶
光に透ける 細い糸
ひっかかって もがくうち
ほんの少し まどろんだ
不思議なくらい 長い夢
醒めやらぬ 記憶ごと
どれひとつ 終わらない
二度と飛べない 羽ならば
ここで朽ちても 惜しくない
変えてゆくのが 運命ならば
ここへ来たのも 選んだ道
ひっかかって もがくうち
ほんの少し まどろんだ
不思議なくらい 長い夢
醒めやらぬ 記憶ごと
どれひとつ 終わらない
二度と飛べない 羽ならば
ここで朽ちても 惜しくない
変えてゆくのが 運命ならば
ここへ来たのも 選んだ道
2007.04.05
歯車
動いては いるんです
みんなと同じ 丸いんです
速さが違うだけ
大きさが違うだけ
噛むことも あるんです
あの人も同じ 溝なんです
幅が違うだけ
数が違うだけ
ずれてばかり この歯車
変えられないまま
それでも時を 刻むんです
みんなと同じ 丸いんです
速さが違うだけ
大きさが違うだけ
噛むことも あるんです
あの人も同じ 溝なんです
幅が違うだけ
数が違うだけ
ずれてばかり この歯車
変えられないまま
それでも時を 刻むんです
2007.04.04
桜並木
満開の並木道
なにを想おうか
言えなかったサヨナラや
終わりきれない夢の跡
浮んでは消えていく
懐かしい場所をもう一度
満開の並木道
誰と歩こうか
後ろ手を組みながら
見飽きないわたしが一人
もしもあなたが隣りでも
黙ってそろそろ行く二人
満開の並木道
言葉みたいな春吹雪
優しくて
ありがとうと 呟いた
なにを想おうか
言えなかったサヨナラや
終わりきれない夢の跡
浮んでは消えていく
懐かしい場所をもう一度
満開の並木道
誰と歩こうか
後ろ手を組みながら
見飽きないわたしが一人
もしもあなたが隣りでも
黙ってそろそろ行く二人
満開の並木道
言葉みたいな春吹雪
優しくて
ありがとうと 呟いた
2007.04.03
ひとひらに想う
落ちてくる
ひとひらの桜すら
受けるには難しい
たとえ舞い降りても
すぐまた ふわり
この手は重さを忘れる
たとえ掴んでも
束の間に 朽ちて
その欠片は色を失う
まるで 愛のように
それでも ふと
乗せることができたら
笑顔を取り戻すでしょう
そんな時の積み重ね
ひとひらの桜すら
受けるには難しい
たとえ舞い降りても
すぐまた ふわり
この手は重さを忘れる
たとえ掴んでも
束の間に 朽ちて
その欠片は色を失う
まるで 愛のように
それでも ふと
乗せることができたら
笑顔を取り戻すでしょう
そんな時の積み重ね
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