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2008.02.28 耳の奥で

                                 衰えない 力がある

080228_shuffle.jpg       消えない 世界がある

       止まない 雨が降る

       壊せない 夜が残る

       続きのない 夢が始まる

       終わりのない 音が廻る

       色褪せない あなたがいる

       若くない わたしがいる

時間に 任せた

笑顔に 和らいだ

悩んでた わけじゃない

ただ

望めないことが 悔しかった


胸に 抱いた

自然に 飲み込んだ

忘れたかった わけじゃない

ただ

どうしようもなく 愛しかった


なにも変わらない わたしがいる

今も

向き合えば 苦しいなんて


日常という 薄いレースをはらう日

やっぱり 涙を零すだろう

それで あたり前なんだ
2008.02.26 記憶に咲く
想いは 川となり
溢れながら
渦巻きながら
足跡だけを 消していく

過ぎ去った 時の淵へ
たどりつけやしなくても

今という あの日の未来へ
持ち運べやしなくても

花は 鮮やかに
空を仰ぎ
雨を抱きしめ
記憶の中で 咲いている
2008.02.25 眠れなくて
奇妙な夢を 突き抜けて
ぼんやり映る いつもの部屋

冴えた頭に 押し寄せるのは
とりあえず蓋をした 想いの波

もう一度 連れてって
夜はまだ 続いてる

早く 連れてって
朝がほら 近づいてくる

焦るほど
探し出せない 眠りのスイッチ
2008.02.24 解放
安全ベルトが外されたように

ホッとする

時計針から降りた体

ほぐされた心は

静かな暗い空さえ

終わらないでと


馴染んだ枕が呼ぶけど

ハカバカしい理由だけど

明日は休み

そんな夜
2008.02.22 旅する心
数え終わった 時の道へ

一緒に見た 青すぎる空へ

どこまでか 醒めない夢へ

旅する心

変わりゆく 見果てぬ彼方へ

今日の景色を 刻みながら

わたしの中で

旅する心
2008.02.19 春へ 春へ

春の種を
振りまきながら

2月のページが
めくられていく 

まだ眠る桜には
想うことが多すぎて


駆け出したい
手を取り合う 再会の3月

留まりたい
涙を握る 別れの3月

2008.02.18 話そう
まだまだ 足りないの

もっと 話そうよ

信じるって 賭けだから

もっと 探っていいんだよ

目で見て 側に居て

温かさだけに 甘えてちゃ

心の膜は 壊れやすい

考えるって 力になるから

少しずつ 強くなろうよ
2008.02.15 愛チョコ


丸い 四角い 細長い 

白い 茶色い みかん色 

甘い 酸っぱい ほろ苦い

そんな愛を

たくさん もらった

躍るような

ときめきはないけど

暖かい心を

たくさん もらった


ありがとう





しくじってばかり

きり損ねる 似たような絵札
少し早い 曲がり角
量りかねる 大事な約束
悩んで引く 心の言葉

ふたつか みっつ
その程度の選択肢

易しいはずの
ゆるやかな迷路

あてにならない直感と
調子はずれの勢いで

今日も 行き止まり
2008.02.12 合図
唐突に 暖かい朝
冬の出口が 近い合図

いつもなら
乳白色に 曇った窓も
光を通し
ほんのりと 伝える温さ

そろそろですか

まだですか

すりガラスの 向こう側
春の扉が かすかに開く
2008.02.11 限りなく

暗闇でも 歩ける道と
光が射すのに ためらう道

寒くても 心地よい日と
暑いのに こわばる日

雨空でも 浮かれる心と
青空なのに 悲しい心


ときどき
わたしを裏切る 予期せぬ気持ち
それだから おもしろい

ひとつの問いに
変わらず ひとつの答えなら
きっとなにも 考えない

2008.02.10 休息
流れる勢いは

速く 驚くばかり

いつか のまれても

今は ここに留まりたい

ぼろぼろになるのは 同じこと

たとえば わたしが

季節おくれの落ち葉でも

岩があるなら 張りついて

しばらく景色を 眺めたい

大きな空の下

願うには ちっぽけすぎるけど
2008.02.09 落ちる実に
花が咲き
実は熟し

その意思で
離れようと 揺れている

落ちるから
寂しく思えるだけ

どうせ
腐りかけた この枝
しがみつき
朽ちてしまうなら

鳥が持ち去り
蟻に運ばれ

もう一度 新しい土に
芽吹いてと願うだけ

きっと だいじょうぶ
早い春の 風は吹いてる
2008.02.06 web
想いが届く
言葉が繋がる

自由な糸に
不眠の時間

透明の壁に
不思議な温もり

奇跡と知ってて
無限に思えた


話したいよ
あの日の続き

またたけば
上書きされる世界で

探せないよ
たった一人を
2008.02.05 素朴なる
黙々と 細かい準備

手間だけは 人一倍

ようやく形になっても

きまらない よそゆき顔

こだわりの服を着せたって

抜けきらない 素朴な姿

ごちそうからは 遠いけど

ほっこり 優しい味がする


君達みたい なんて

わたしの苦笑も 湯気と昇り

一緒に頬ばる 熱いコロッケ
2008.02.04 魔法はとけて
瞳に映る姿
耳に届く言葉

あなたにとって 自然でも
わたしにとって 素敵な力

心からも 体からも
余分を全部 落とした魔法

なにをしても 恋しくて
なにもしなくても 動いてた


勇者の封印さえ
やがて 弱まっていくように

そんな魔法もまた
いつか とけていったけど

終わらない愛しさが
ここに 流れているから

わたしの力で 埃を払って
あなたへ 会いにゆこう