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2008.07.14 片思い
追いかけては

掴めやしない と

嘆くばかり

届きそうなら

望んじゃいない と

立ち止まり


その後ろ姿に

振り返る瞬間に

かすかな香りに

縛られていたいだけ
2008.07.09 濁色の波
堰は外れ
綺麗な雨さえ 混ぜ込み
押し寄せる 濁色の波

勢いつけて
光る涙など 吹き飛ばし
体に当たる 24色の石

目を醒ませ

醒めているわ

こんなもんさ

これだけじゃないわ

ひととき
続く空を 見上げて
心に流れる 淡色の妄想
2008.07.07 大事な君へ
あくまで 仮想の世界なの

手繰り寄せれば

大きなイチゴの飴を引くように

当たることも あるけれど

ほとんどは 甘いハズレなの

向き合えば

本当の自分を見せるしかない

きっかけで あるだけなんだ


だから 磨いておかなくちゃ

顔の見えない出会いの先は

結局 生身以上にシビアだと

君も 覚えておいてほしい
2008.07.06 蜘蛛の糸
いつって わからない

どこって 決まってない

もしもって 考える

たとえって 思いなおす


ガラじゃないけど

このまま 待っていられそう


蜘蛛の糸みたいに

細く 絡まる繋がりだから

引っ張っては 切れちゃうね

できあがるまで

レース模様は楽しみに
2008.07.04 だまし絵
流れる涙に 混ぜた色

100の言葉に 10の嘘

どこを切っても赤い なんて

そうね

あなたに 似合わない

投げ散らかした だまし絵も

そうね

あなたの 欠片なら

惑わされても 夢のうち

2008.07.03 夢に描いて

時間は刻まれ

周りだけが鮮やかに

今も わたしを取り巻いている


数えきれないシーンの中

揺るぎなく 光る笑顔は

胸いっぱいに


あの日を抱き

繋がる明日を

夢に描いて

2008.07.02
開け放しては 進めない

とりあえず 閉めなくちゃ

出口だけれど

終わりじゃないの

新しい扉が できただけ

振り返っては 見つからない

もう一度 探したいなら

それはきっと 前にある
2008.06.28 雨を見つめて

優しい雫

強い雨

そこにあなたの心があるなら

見つめているよ

翳んでも

聴いているから

言葉よりも

信じていたい

2008.06.25 ひとつ
同じじゃないの
ひとつの空も
仰ぐ場所が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの言葉も
話す声が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの今日も
心の色が 違ったら

同じじゃないの
ひとつの音も
躍る指が 違ったら


あなたじゃないと
だめなんだ
2008.06.21
まだ温かい
濃縮された 夢の日々

眺めるだけじゃ
砕けて 散らばりそうだから

一枚の栞にして
ここへ はさんでおこう

破られたページの先に
白紙が続く

いつでも始められる
完結しない物語
2008.06.19 ピリオド
消えないで
終わらせて

たったひとつ
ピリオドを

あの日の姿は
瞳を彩り
永遠のメロディは
心に深く


忘れないで
抱きしめて

一緒に歩く
同じ雨を

あなたの足が
進むなら
あなたの手が
奏でるなら

新しい言葉は
続いていくから

2008.06.15 触れたい
心に触れたい

言葉に触れたい

遠い空の下でも

たしかに あなたが居る

それだけでいい

ただ

ざわめく胸は 揺れるばかり

なにを願えば 静まるのか


心に触れたい

言葉に触れたい

どうか 届けて
2008.05.27 水面花
花は 零れ
水面下

静かに 映す
水面下

風さえ 過ぎる
水面下

濁りも澱も
集まる想いに
受け入れられて

咲かなくても
枯れさせまいと
色を保って

時を 越えた
水面下

手を 繋いで
水面下

夢を 見る
水面下


応えるように
水面花
いつか散るまで
今だからの
水面花
2008.05.26 時間
ふたたび見えた道に

身を置いて

追いかける 今

望んだ景色と 違っても

流れた季節

暖めた心

思わぬ風に

吹かれて

ようやく 今

同じ 時間を
2008.04.08 進め
止まりかけた心は

また動かせる

筆を置いた絵の

続きは描けるし

途切れた譜面も

先へ音符を繋げはいい


もう一度

なんだって

なんだって

生きていれば